大自然を庭に取り入れる

植物

Gardeners’ World 8月号より記事の抜粋。

庭に大自然を取り入れる7つの方法という興味深い記事があったのでメモしておきます。

ガーデニングに自然を招き入れる方法は、子供たちと一緒に自然に親しみながらできる簡単なアクティビティです。

ここに示す7つの方法は、庭に自然の生き物を招き入れるだけでなく、子供たちにとっても好奇心を刺激するものになるでしょう。

どれもタダ同然で、作るのも簡単。

鳥の鳴き声やハチの羽音が賑やかな生態系が、自然と形作られてゆくでしょう。

Gardeners’ World. Aug,2021.

草刈り機で刈り払う前に

多くの小動物、爬虫類や両生類は生い茂る下草の中を隠れ家にしています。

刈り払い機で一気に刈り払う前に、一度こういう小動物が潜んでいないか簡単にチェックしておきましょう。

Gardeners’ World. Aug,2021.

下草を茂らせる。

生い茂る下草は、カエルやハチ、青虫たちにとって重要な住処です。

わずかでも良いので草刈りしないエリアを作っておけば、小動物たちのシェルターになるうえに、捕食者にとっては食料の供給源にもなり、生態系上とても重要な場所になるでしょう。

Gardeners’ World. Aug,2021.

下草が重要なシェルターになっているのは、足を踏みれれば一目瞭然。

何十、何百という生物が飛び出してくる、疑いようのない大自然です。

しかし、これの問題は「放置された藪」との線引きが難しいこと。

ややもすれば、ガーデニングとは対極の「ほったらかされた農地」のようになってしまうので要注意。

どのようにすれば「よく手入れがされていることがわかる、美しい下草の茂るガーデン」が実現絵着るのか、今の私には未だよく分かりません。

精進します。


ハナアブを迎え入れる

多くのハナアブはアブラムシの集団の中に卵を生みますが、中には停滞水の中に産卵するものもいます。

ハナアブの繁殖池は子供でも簡単に作れます。

水を容器に溜めて、葉っぱや草を加えます。そこに、水面に這い上がれるよう垂直に枝を立てておけばよいでしょう。

これで完璧なハナアブの繁殖地の完成です!

Gardeners’ World. Aug,2021.

ハナアブの幼虫はアブラムシを食べてくれる頼もしい虫。

ですが、幼虫期を水中で過ごす「アブラムシを食べないハナアブ」を育ててなんの意味があるのだろうか、と一瞬不思議に思いました。

よく考えてみれば、そんなハナアブでも成虫になると立派なポリネーターとして受粉に大活躍です。

ポリネーターを増やす、簡単な仕掛けの1つということでしょうね。

ちなみに、水中で暮らすハナアブの幼虫は「オナガウジ」とも呼ばれ、少し気持ち悪い見た目をしています笑


水辺を作る

あらゆる庭において、水辺は庭に価値をもたらします。

雨の少ない夏は、水を貯めたバードバスを準備して水を切らさないようにしておきましょう。

庭に池を作っているならば、それも乾燥する季節においてはあらゆる動物たちにとって憩いの場所となるはずです。

池に入っていって、中に浸かることができるようになっていれば最高です!

Gardeners’ World. Aug,2021.

水辺はいつか必ず作ろうと思っている庭の一部です。

バードバスなんかも作りたいと思っていますが、まだまだ着手できていません。

いずれ必ず、庭に水辺を取り入れようと思います。


丸太を積み上げる

丸太積みは、夏休みにできる簡単な作業でありながら、小さな生物たちにとってはムカデやカエルなど捕食者から逃れるための有効なシェルターとなります。

Gardeners’ World. Aug,2021.

とてもシンプルながら有効性の高そうな方法。

剪定した時に出てくる太めの枝を残しておいて、長さを切りそろえ、庭のどこかに積んでおけばすぐに完成。

作るとしたら庭の中でも目立たないところに作るのがいいかも。


堆肥を作る

堆肥の塊は甲虫や節足動物など無脊椎動物にとって重要な住処となるだけでなく、マルハナバチやネズミ、トカゲなどのシェルターにもなる上に、肉食の小鳥たちにとっては食材の宝庫にもなります。

Gardeners’ World. Aug,2021.

コンポストは既に運用中!

すごい数の昆虫がここから生まれていますし、それを狙う捕食者もたくさんいます。

さらにはそれを狙うツバメなんかもよく飛んでいます。

まさに記事の通りのことが、我が庭で起こっています!


生息地を作る

五つ星のバグホテル(虫たちの住処)を作るのに、特殊な素材はいりません。

貨物用パレットを枠組みにして、枝や藁、松ぼっくりや丸太を詰め込みましょう。

それはクモやダンゴムシ、両生類たちのシェルターとなるでしょう。

大きいバグホテルはネズミたちなんかの巣になることもあります!

Gardeners’ World. Aug,2021.

バグホテルもいつか必ず庭のどこかに作ってみたいと思っている要素の1つです。

ハキリバチが庭に来ていることは確かなので、彼らに使ってもらえたら一番嬉しいのですが、そううまくいくとは思っていません。

色々なデザインのバグホテルが海外では作られているので、私もどれかを参考にして作ってみたいと思います。

感想

私にとって自然観察とは、人生で最も楽しいアクティビティの1つです。

その自然観察に、様々な方法を示してくれる今回の記事はとてもワクワクして読んでいて楽しかったです。

人生100年。

時間はたっぷりあります。

折を見て、実践してみようと思います。

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