お稽古の復習 -初歩の初歩編-

茶道

(投稿日:2020/07/23)

お茶のお稽古について。

茶道におけるお茶の点て方(お点前)に一連の流れがあり、お稽古ではその流れを学んでゆきます。

ビギナーはその流れを1つ1つの動作に分解して、動作ごとに学ぶお稽古(割り稽古)からはじめます。

お茶を点てるまでにいくつもアクションがあります

これがなかなか上達しませんでした。

私がお茶を学んでいく上で難しいと感じている部分が復習です。

ほんのさっき聞いたことを忘れて、途方に暮れる

要は、お稽古で学んだことを反復すれば良いのですが、「正しく反復できているか自分では分からないのです。

教本はあるので「」の部分は写真を見て学ぶことができるのですが、体を動かす「」の部分について、本で学ぶのは困難です。

このご時世youtubeでも見ればいいじゃないか」とも考えましたが、youtubeに投稿されているお点前が正しいのかどうか分かりません。

なまじ変な影響を受けてしまったら、今度はそれを矯正するのにもっと時間がかかるのじゃないかしら。

そういうわけで。

本家が出しているDVDなら大丈夫だろう、とDVDを買いました。

Amazonで購入

動画を繰り返し見て復習することで、なんとかできるようになりました。今でもよく間違えますが、どこが間違ったのかわかるようになりました。

ちなみにamazonでDVDを買う前に、同じソフトをメルカリでポチったのですが、後で確認したらVHSだったので慌てて購入キャンセルしました。(キャンセルを受け入れてくれた心優しい出品者のおかげで助かりました)

まさかのVHS

レビューとしては初期のお稽古を復習する上でDVDはかなり有効であったと思います。

ビギナーにとってはお点前の動作1つ1つが全く未知のものですから、全体の「動」の雰囲気を復習する上では大変有効でした。

必死に網膜に動きを焼きつけて、お稽古へ臨む日々。

コソコソと復習してきた動作を先生の前で披露し、褒められたときの快感は小学生時代以来ひさびさです(笑)

何歳になっても褒められるのは快感

とはいえ、いくら動画があったとしてもやはり一番頼りになるのは師匠のご指導

動画を見ても、どうしても理解できない、動作の意味が分からないと動けないこと、ってあるものです。

予習し、復習し、お稽古で先生に教えてもらう。

そしてまた予習し、復習し。

繰り返す学びのサイクル。どこまでも続く修行の道です。

師匠の言葉でとても印象的な言葉があります。

「何十年もお茶をやってきましたが、山登りでいったら3合目くらいかしら」

何十年もやって、3合目…?

2019年9月より習い始めたので、まだ1年も経っていない私は、山登りで例えると登山靴を買いに出かけたくらいのところでしょうか(笑)

人生100年。

焦って頂上を目指すのではなく、景色を楽しみながら着実に登っていきたいな、と思います。

登山道入口

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