リジェネラティブ農業、公式翻訳版

環境

本題に入る前に。

まだまだ咲くソライロアサガオ。

種まきは5月5日だったので、ずいぶん長いこと楽しませてくれます。

2021/10/07

赤玉メインの痩せた土に3株植えていますが、常に1,2個の花を咲かせてくれます。

来年はこれに少し肥料を加えてみて、成長をコントロールしてみようと思います。


さて、本題。

以前から関心のある「リジェネラティブ農業」という農業のコンセプトがあります。

このコンセプトを牽引するブランド、patagoniaのサイトにリジェネラティブ農業のフレーワークの翻訳版があったのでここにメモしておきます。


ざっと読んで、気になったことを1つピックアップ。

植生被覆についてです。

(カバークロップとほぼ同義と思われます。)

リジェネラティブ・オーガニック認証のフレームワークより引用

理想の状態は「表土が植物で覆われている、土がむき出しで見えない状態」ということになっています。

リジェネラティブ・オーガニック認証のフレームワークより引用

実際に、土がむき出しだとあらゆる生物が住み着くことができない他、風雨による侵食をモロに受けます。

うちのポタジェでいうなら、防草シートやレイズドベッドはNG。

畔や奥の手付かずの雑木林エリアはOK、ということになります。

そして水田稲作においても、慣行栽培ではイネ以外生えていない状態が100点となりますので、これもNGという事になります。


patagoniaの記事にも書いてあるとおり、このフレームワークはそのまま適応するものではありません。

このRO認証は国際認証であるため、途上国や先進国、熱帯地域や温帯地域などに関係なく、世界全体での普遍的な大枠(フレームワーク)を提示しているにすぎません。

したがいまして、有機肥料の種類や農地のレイアウト、農業者の思想・経営方法などを事細かに規定するものではありません。

現行のRO認証では、国内で一般的に実践されている水田管理では満たすことが困難な要件が存在します。

(例:「土壌の健康」内の2.1植生被覆、2.2輪作、2.3最小限の土壌撹乱)。

そのため、パタゴニア日本支社はROアライアンスをサポートしながら、ROのコンセプトと合致し、かつ日本の気候風土に適した水田管理について多角的な観点から調査を行っています。

(例:温室効果ガス排出の削減、生物多様性の向上、流域の保全)

パタゴニア公式ブログ「クリーネストライン」より

リジェネラティブ農業は日本語で環境再生型農業、などと訳される事があります。

環境再生に向けて、柔軟に、それでいて厳密に取り組みを進めているという事が良く分かりました。

私がやっている事は素人の庭いじりに過ぎませんが、庭も畑も同じ大地の一部です。

環境の再生に寄与できる事を目標に、オーガニックでリジェネラティブな庭づくり、ガーデニングに取り組んでいこうと思います。

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