Gardeners’ World 流・雑草対策

植物

2021年8月号のGardeners’ Worldに雑草対策の記事があったのでメモ。

花壇における雑草対策で最も重要なことは、肥沃な土に植えたい植物をきっちりと隙間なく植える事です。

植え付けた植物が土の表面を覆い尽くしてしまう事で、雑草の生える隙を無くしてしまう事が重要です。

何も植えていない土が剥き出しのところを残しておくと、そこが雑草の侵入口となってしまうのです。

多年生雑草を取り除いて、厚さ三センチ程度に有機物をマルチングしておくとよいでしょう。

Gardeners’ World . Aug,2021

なるほど確かに、剥き出しのところを残しておくとそこから雑草が生じるというのは花壇や畑を観察していてもわかる事実です。

しかし、多年生雑草を取り除くというのはまさに「言うは安し、行うは難し」。

ドクダミやヤブガラシは至る所に蔓延っています。

地下茎で増える多年生雑草に対する1つの対策が、防草シートの活用です。

防草シートはバークチップで見た目を隠しながら使います。

ただし、砂利道の下での使用は避けてください。小石がシートを突き抜けて見た目が悪いです。

除草剤の代わりに沸騰したお湯も効果的で、砂利の間の小さな雑草を殺すの有効です。

雑草がはびこる新しい土地を耕作するとき、あなたにはいくつかの選択肢があります。

① まずは全体を刈り、エリア全体を掘り下げて、できるだけ多くの雑草の根を取り除くことができます。

その後、1、2年は見逃した部分を取り続ける必要があることを念頭に置いてください。

これは「ガーデニング」と呼ばれます(笑)

② 防草シートを使う場合、エリアを覆いつくしてレンガで重くし、2年間そのままにしておきます。

その時までにほとんどの雑草は死んでしまいます。

しかしその間、醜い黒いシートを見つめなければならないでしょう。

多年草の根を取り除き続けるような地道な作業のことを「ガーデニング」と呼ぶ、というところで思わず笑ってしまいました。


除草剤を使わない8つの雑草対策

オーガニックな庭づくりをする上で、雑草対策はとても重要です。

Gardeners’ World流の雑草対策は次の8つにまとめられていました。

庭の場所や状況によって適している方法が異なるのが興味深いところです。

小石

ちょっとした小道や、車道に。

Gardeners’ World. Aug, 2021

比較的安価に草の発生を抑えることができる。

2.5cmの厚みで敷き詰めると歩きやすいし、雑草が生えても抜きやすい。

硬い、剥き出しの地面の上に小石を敷き詰めるのが最も効果的。


防草シート

Gardeners’ World. Aug, 2021

雨は通すが草は生やさせない、繊維を編み込んで作った黒いシート。

ホームセンターなどで入手可能。

切れ目を入れてから植物を植えて、バークマルチなどで目隠しする。

最適な場所…普段は足を踏み入れる必要がない低木類の株下や、庭木の間の小道など。


新聞紙

新聞をある程度厚く敷き、光を遮ることで雑草が育たない様にする。時間が経てば腐食して土に帰るので

最適な場所…見た目を問わない場所に(笑)

バークチップ

自然な見た目で腐食しにくい。3cm厚で敷くと良い。

粒の大きいチップは、より一層長持ちする。

最適な場所…木陰や小道

草刈り

多くの種類の草は、定期的な草刈りで封じ込めることができる。

定期的に草刈りがしてある地面は、畑にしたり花壇にしたり耕作へ移行するのがスムーズ。

最適な場所…後々、畑や庭にしようと思っているところ。

草取り

人力で草を取る。根っこから取るのがベスト。

最適な場所…野菜の畝や花壇の中。

グラウンドカバープランツ

背の低い広がるタイプの植物で地面を覆い、雑草を制圧する。

最適な場所…花壇の前面や、木の株元の日陰など。

腐葉土

自然素材で土壌改善効果も。

秋に集めておいてコンポストで発酵させてから使う。

最適な場所…木陰や日陰。

感想

こういうふうに雑草の防除方法がまとまっていると、雑草に頭を悩ませた時に「どの方法が適しているか」と前向きに考えることができそうです。

人生100年。

雑草との付き合い方も、レベルアップしてゆきたいものです。

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