野鳥.2021年9-10月号.レビュー

野鳥

日本野鳥の会の会報、「野鳥」。

今月の表紙はカルガモ。

どこででも観察できる普通の鳥ですが、紅葉で赤く染まった池でのワンシーンは見事!

自然観察においては、レアな生き物を見つける喜びもありますが、こういう普通種をじっくり見つめるのもまた楽しいものです。

カルガモの雑学

カルガモの名前の由来には諸説あるようです。

マガモと殆ど同じ大きさながら体重が「軽い鴨」からのカルガモとする説。

万葉集に詠まれた歌「軽の池(かるのいけ)の鴨」に由来する説。

そして「夏に留まる鴨(渡りをしない)」からのカルガモ説があるそうです。

今月の特集「カラスの魅力」

カラスは、とても知能が高いことで知られています。

鳥の中ではぶっちぎりで賢いカラスの仲間。

道具を使ってエサを取るニューカレドニアガラスは脳の重さと体重の比が人間のそれを上回るほど。

2020年12月25日

私の地元、筑後平野には「カササギ」というカラスの仲間がいます。

筑後平野ではごく普通に見られますが、その他国内にはいないという少し変わったヤツです。

日本においては、「カササギ生息地」が国の天然記念物に指定されているが、絶滅を危惧する状態には無い。

Wikipedia カササギのページより

このカササギの賢さは相当なもの。

カササギは鳥類のなかでも大きな脳を持っており、哺乳類以外では初めて、ミラーテストをクリアした、すなわち、鏡に映った像が(他の個体ではなく)自分であることを認識したことが確認された。

Wikipedia カササギのページより

見た目もツートンカラーでカッコよく、学名も「pica pica」と某ポケモンを彷彿とさせる可愛さ。

こんな賢く可愛い生き物が近くにいるという事を知っていると、なんだか嬉しくなります。

人生100年。

身近には沢山の面白いことが山ほど隠れています。

もっと沢山のことに気づき、楽しめるようになりたいものです。

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