オルレアとホワイトレースフラワー、その違い

植物

ガーデニングでよく使われる2種類の植物。

オルレアホワイトレースフラワーについて、とても混同しやすいので備忘録としてまとめました。

オルレアについて

私の花壇にも植えていたオルレア。

早ければ4月には咲き始め、5月から6月にかけてとても美しい花を見せてくれるポリネーターにも大人気の植物。

2021/05/21

このオルレアの正しい名前ついて、RHS「英国王立園芸協会」の記事を参照してみます。

学名はOrlaya grandifloraで、英語名がwhite laceflower

2022/05/07 葉と蕾

葉はセリ科らしい、ニンジンのような細葉。

植物には名前がいくつもある場合があります。

学名、和名、英語名、更には園芸品種の名前や通称、商品名などなど…

これが混乱の原因なのですが、この植物の場合は学名が「オルラヤ・グランディフローラ」です。

和名は見つけることができませんでした。

Orlayaの発音によって「オルラヤ」とか「オルレア」とか表記のブレがあります。

そして混乱を招く原因となる英語名が「ホワイトレースフラワー」。

次に続く植物が日本では「ホワイトレースフラワー」として流通しているので、混乱します。

ホワイトレースフラワーについて

こちらが日本でホワイトレースフラワーと呼ばれている植物。

Buy Ammi Majus | Bishop's Flower | Sarah Raven

同じくRHSから情報を抜粋しますと、学名はAmmi majusで、英語名がbullwort

2022/05/07 葉と蕾
2022/05/20

育ててみてわかりましたが、この2種類は全く違うので要注意です。

オルレアが草丈50cm〜1mくらいなのに対して、こちらの草丈は1mを悠に超え、1.5mほどに成長します。

花の時期もオルレアが4月頃に咲き始めるのに対し、こちらは約1ヶ月遅れの5月下旬から咲き始めました。

そして実は、こちらには明確な和名があります。

その名も「ドクゼリモドキ」!

…お世辞にも美しい和名とは言えません。笑

きっとこの和名のせいで、ホワイトレースフラワーとかいう品種名を生み出して売り出したのでしょう。


同じセリ科の植物で、色も雰囲気も似ている上に、名前まで似せてしまったものですから大変。

これから「ドクゼリモドキ」について調べるときは、ドクゼリモドキまたはammi majusで検索しようと思います。


名前は似ているけれど全く違う、庭によく映える2種類の植物。

実際に育ててみて、大きさの違いや開花時期の違いなど確かめることができました。

いずれも美しく、ポリネーターに大人気なので、来年もまた育てようと思います。

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