ルポール、という人物

人物

NETFLIXの「ルポールのドラァグレース」というリアリティ番組にハマっています。

(2024年02月、新作のリリースはなく、見れるものがどんどん少なくなっています。残念…)

オフィシャルyoutubeチャンネルのダイジェスト版は名シーンの宝庫。

コンテスト型のリアリティ番組で、十数名のドラァグ・クイーンが様々なチャレンジで競い、毎回1名ずつ脱落。

最終的に勝ち残った1名を優勝者とするコンテスト番組です。

この番組を見るまで、その存在すら知りませんでしたが、ルポールさんは生きる伝説のドラァグ・クイーン。

どれくらいの大物かといえばエルトン・ジョンとのデュエット曲があるくらいの大物。


ドラァグ・レースの魅力

個性豊かなドラァグクイーンがとても魅力的で、皆さんとにかく自己肯定感が強い。

エピソードはそれを象徴するようなルポールさんの言葉で締められます。

If you don’t love yourself, how in the hell you gonna love somebody else?

rupaul by rupaul drag race

コンテストに敗れて脱落した候補者も

「私は負けてない。勝利して、去る」

勝つために自分を曲げることはしない

と胸を張って去る人も珍しくありません。

その精神性の高さというか、心の持ち方がとても勉強になる番組です。

特にシビれたのが、season1の最終回。

途中で脱落したクイーンが審査員に抗議します。

私は素晴らしい存在なのに、何故、あなたたちに批判されなければならないのか」と食ってかかった場面がありました。

それを受けて、ルポールさんが強い感情を込めて放った言葉。

胸にしまっておきたいので、原文もあわせて記録しておきます。


You forgot it.

(あなたは忘れている)

You forgot that you were amazing. (あなたは素晴らしい存在だということを忘れている)

If you take on someone else’s negativity it’s goddamnit because you forgot it!

(批判が気になるのは、あなたがそれを忘れているからだ)

You forgot who you are!

(あなたは自分自身を忘れている)You forgot you were fabulous.

(あなたは最高だということを忘れているのだ)

カッコは私なりの意訳。原文はこちら

ドラァグ・クイーンは決してメインカルチャーではありません。

それゆえに、彼女たちは家族と離散したり、薬物に依存したりと壮絶な人生を送ってきた例が少なくありません。

そんなタフな世界を生き抜いてきたルポールさんや、ドラァグクイーンたちの生き様、考え方にはとても刺激を受けます。

人生100年時代。

これからも多くの人々に出会うことになると思います。

彼女たちのように、自分が誰よりも自分のことを信じ、それと同じように人を信じることができるようになりたいと思います。

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