コンパニオンプランツという「異なる植物の植物を一緒に育てることで共存共栄の効果が得られる方法論」が好きです。
ベランダガーデニングでも応用してみたいので、木嶋利男氏のテキストを基本とし、自由研究してゆきたいと思います。
レモンのパートナー、ヘアリーベッチ vs ナギナタガヤ

気になっているのはレモンのコンパニオンプランツ。

テキストをみると柑橘類には「ヘアリーベッチ」「ナギナタガヤ」が相性がよいとされています。

ヘアリーベッチとは、マメ科の植物。
wikipediaでは
など記載があります。
さらに気になったので、他の似たような植物と比べてどの程度のものなのか調べてみたら農研機構に先行研究がありました。
マメ科の緑肥作物であるヘアリーベッチを秋播(10月~11月上旬)すると、春~初夏に繁茂し、ほぼ完全な雑草制御が可能である。
ヘアリーベッチのアレロパシーによる雑草の制御技術.農研機構.四国農業試験場.
また緑肥植物としても、レンゲと比較して高いポテンシャルを示した研究もあります。
いいことづくめに見えるヘアリーベッチ。
しかし気になるのが環境省の指定する外来種であること。
うっかり零れ種などで増やしてしまわないように管理には注意が必要そうです。
…なんて心配してたら、本件でもおなじ心配について質問がされており、それに対する回答も農研機構にありました。
Q5.特定外来生物で爆発的な繁殖力を持っているものは、裏を返せばコントロールできるなら大変有用な植物ではないかと思うのですが、実際にうまく外来植物をコントロールして役に立った例はあるのでしょうか。
A5.私はヘアリーベッチという植物を、ずっとこの15年研究しています。これも外来植物で、約100年まえの明治時代に導入されたものですが、雑草抑制に大変効果があるマメ科の植物です。
秋播きで、春雑草をほぼ完璧に抑制します。
初夏に爆発的に広がりますが、夏の暑さで枯れてしまうのでコントロールは比較的容易で、かなり果樹園や水田に広がっています。
種子をたくさんつけますが、鋤混まないと再生しにくいので、雑草化しにくい性質を持っています。
逆に、再生させたい場合は、年に1回、秋に鋤混めば、再生します。このような植物を有機農業等に使う方向でやっていきたいと思っています。
農研機構公開セミナー議事録より引用
そういうことならば、ベランダガーデニングで鉢に混植するくらいは大丈夫そうですね。
更に調べてみるとヘアリーベッチとナギナタガヤとを比較したレポートもありました。
和歌山県の傾斜地におけるウンシュウミカンの栽培についてなのですが、窒素の量、雑草抑制効果など様々な項目においてナギナタガヤと比べてヘアリーベッチが有利な結論でした。
後ほどナギナタガヤについても検討して、何を導入するか(あるいはしないか)決めようと思います。
追記:2021/06/10
ヘアリーベッチを実際に育ててみたので、追記。
大型プランターのベジトラグでは旺盛な成長を見せましたが、その後の引越しに伴い処分しました。
引越しの後、畑に撒いてみたところ凄まじい成長を見せてくれました。

この成長を見ると、プランターでは収まらなかっただろうと思います。
そして筋まきした溝以外からの発根は認められず、刈り取りは簡単。後は敷き藁となります。

あちこちから発根して地面をガッチリ掴むタイプの植物ではないので、傾斜地などの土留めには不敵かと思われますが、この点はわかりません。
驚いたのは雑草の抑制効果。
噂通り、ほぼ完全な雑草抑制効果を見せてくれました。
ヘアリーベッチ、とっても面白い植物です。
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