茶道裏千家淡交会.九州地区交流会in久留米の記憶(1)

茶道

九州の裏千家関係者が大集合するビッグプロジェクト、「地区交流会」に参加させてもらいましたので、その記憶をここに綴ります。

九州地区交流会とは

福岡県では小倉、福岡、久留米、筑豊などのブロック毎。他県では長崎、大分、熊本や鹿児島など、九州の各地の支部が2年に一度持ち回りで主催するプロジェクトです。

前回は筑豊支部、今年は久留米支部、そして次回は奄美大島支部が担当です。

ひとたび主催者側となると、他支部の数百人規模のお客さんをお迎えしなければなりません。

各地の先生たちに加えて、お家元や地域の有力者も見えになるビッグプロジェクトですから、そのプレッシャーたるや相当なものです。

福岡県HPより

今回、久留米では2月21日から2月23日までの3連休を通して開催されましたが、そのうち2日間だけ運営側として参加させてもらいました。

準備

梅林寺の手水鉢

いきなりですが最大の後悔は、準備にほとんど参加できなかったことです。

決定された情報が降りてくるのを待つばかりで、事前に何も理解せずに本番を迎えてしまったことは、大きな反省です。

何の役職もないヒラの青年部部員ではありますが、「主体性をもってこのイベントに関わることができたか?」と自問自答すると、非常に厳しいところ…。

この会の「主人公」たる気概を持って望むことは、全くできていませんでした。

憧れの梅林寺

メインイベントのお茶会は、臨済宗の古刹である梅林寺をお借りして実施しました。

梅林寺といえば臨済宗妙心寺派の古刹であり、正真正銘の修行道場。

一般の参拝客は受け付けておらず、よほど特別な用事でも無ければ中に入ることなどできません。特に梅林寺は修行が厳しいことで有名で、全国の修行僧から「鬼叢林」と恐れられるお寺です。

一瞬、老師から指導されかけそうになったり、若い修行僧を叱りつけるシーンを垣間見たのですが、噂に違わぬ厳しさの片鱗を垣間見ました。

キッカケとなったのはちょっとした事なのですが、老師は容赦ありません。

日常を暮らしていて、日々の一挙手一投足に真剣に向き合うことはありませんが、ここ禅寺では、何をするにも修行と言われます。

日々の一挙手一投足、それこそがとても大事なことなのでしょう。

大いに刺激になりました。

雑巾掛け

お寺に入ったら、まずはお客さんが入る畳の間と板張りの廊下を雑巾掛けするところからスタート。

先輩曰く「5回雑巾掛けして、最後に1度キレイな雑巾で乾拭きして、汚れがつかなければOK」と言われました。

何十畳もある広大な広間ですが、雑巾掛けは好きなので、せっせと頑張りました。

ひたすらに目前の汚れを拭き、清める。

一心に何かに打ち込むというのは、楽しいものです。

ふと気がつくと2時間半が経過。

それでもまだ全体の1/3しか終わらず…どう考えても時間が足りません。

雑にやって良いわけはなく、丁寧に時間をかけることが許されるわけでもない。

…こういう困難を私は求めていたのです!(笑)

頭と身体をフル活用する雑巾掛けでした。

若く素晴らしい亭主

掃除が一段落したら、お家元の講演会があるホールへ移動します。

そこでは学校茶道部の茶席があり、運良くお家元と同じ席に入ることが出来ました。

お家元のウィットに富んだコメントや質問を、飾り気のない自らの言葉で応酬する大学生茶人のやり取りは実に見事。

大学生の亭主が夏目漱石の詠んだ句「菜の花の はるかに黄なり 筑後川」という句を挟んで解説しているところにはお家元も深く感銘を受けている様子で、実に見事な主客一体の席でした。

見事な亭主ぶりとは何か、という問いに対して一つの答えを見るような思いでした。

私もいつか、あんなふうになりたいものです。

翌日に向けて

学茶席の後のお家元の講演会、懇親会を経て20時頃に初日がようやく終わります。

いよいよ翌日が本番、お寺には明朝6時集合です。

着付け時間も鑑みると、朝4時には起きなければ間に合いません。

疲れを感じる間もなく、明日またバリバリ働くために、大急ぎで休みます。

続く

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