茶道を始めて良かったことの一つに、移ろいゆく季節を日々楽しむ事ができるようになったことがあります。
春は花
夏ホトトギス
秋は月
冬雪冴えて すずしかりけり
道元禅師
この時期の定番、観月茶会は事情により途中で退席しましたが、やはり秋は月。
わずかに冷える、秋の澄んだ空気の中に光り輝く月の美しさと言ったら格別です。
ピッカピカに光り輝くこの月は、正に名月。
朧月には朧月の良さがあるものですが、名月には名月の良さがあるものです。
晩御飯を食べ終えたら、家族みんなで外にお月見へ。
うさぎの大福とお抹茶を楽しみました。

美しい月が光っている。
「肌寒くなってきたね」と言葉を交わす。
お菓子とお茶が美味しい。
幸せです。
月清千古秋(月 清し,千古の秋)
秋の月の清らかさは太鼓の昔から愛でられてきたことかと思います。ある対象を見て、ある感情が生じるこころの自然の働きには今も昔もありません。
今年の名月は、過去最高の名月でした。


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