2025年のバイモ

植物

歳月人を待たず。

気づくか気づかないかはさておき、時の流れと共に季節は日々移ろい、止まることはありません。

変化に乏しい冬の静けさに慣れていると、春はあまりにもダイナミックに変化してゆくので、移ろいゆくスピード感から忙しさすら感じます。

そんな気忙しい春、毎年その姿を見るのを楽しみにしているのがバイモです。

2025/03/23 バイモとアジサイの新芽

今年もたくさん咲いてくれて、昨年移植した株たちも無事に成長していました。

毎年繰り返し咲いているので、当たり前と言えば当たり前のこと。

しかし、思うのです。

料理研究家の土井善晴先生が言っていたのですが、「かくも当たり前のことが当たり前でない日々がつづくと、当たり前のことがありがたく感じる」とおっしゃっていました。

またとある禅僧は「奇跡とは一体何ですか」と弟子に尋ねられた時に「今こうしてここに座っていること(独座大雄峰)」と答えたそうです。

毎年楽しみにしている花が、毎年咲いてくれる。こういう当たり前のことが最も素晴らしいこと。

最近はそう思うことが多くなりました。

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