定期購読している茶道雑誌「淡交」。
てしまいました。、今月号は思わず表紙に見惚れてしまいました。備前焼の花入に水仙がいけられているのですが、その佇まいにすっかり胸を射抜かれてしまいました。
なんて美しいのでしょう…
思えば過去に何度か記事にしているように、水仙には何か特別に惹かれるものがあります。
その表紙をみてしばらくした後、気がついたらハサミを持って庭に飛び出していました。

実際、外に生えている水仙というのは、咲き終わっていたり、まだ咲いていなかったり、丁度いいと思ったとて茎がポッキリと折れていたりするものです。

その中からちょうど良さそうなやつを見つけるのもまた楽しみの一つ。
球根の多年草である水仙は花の2,3本、葉の4,5枚を失敬しても命に別状はないので心も痛みません。
ウチにある小さな備前焼の花入に、いけてみました。

自生している水仙は花が葉より高い位置に咲く場合が多いですが、花を少し低くすると葉のバランスがいいと思います
淡交.2025年2月号.p7.戸田宗寛(今日庵業躰)
アドバイスに従って少しだけ花を低くしてみました。

切りすぎたかな…笑
いけばなのコツとして「花は野にあるように」と言われますが、あるがままでなく、あるように、というところが難しいところ。
いけている途中、水仙の香りが漂ってきました。
なんとも清潔な澄んだ香り。
愛でてよし、香ってよし。
何とも魅力的な植物です。
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