お茶を習い始めて約5年。コロナ禍や育休などのブランクを挟みつつ、楽しみながら修行を続けています。
習い始めたばかりのころは「永遠に上手くなれる気がしない」と絶望していましたが、先生や社中の皆様、家族の理解に恵まれて、少しずつステップアップ。
入門してから小習(こならい)、四ヶ伝(しかでん)を経て、2024年の秋に行之行台子(ぎょうのぎょうだいす)の許状を頂く事が出来ました。合わせて大円草、引次の許状も頂きました。
一体これから何を学ぶ事ができるのでしょうか。
裏千家公式HPを見ると、次のように書いてあります。
行之行台子:
別名「乱かざり」ともいわれ、奥秘の基礎となるものです。行台子をもって行います。
大円草:
大円盆(だいえんぼん)をもって行う格外の奥秘の手続きです。
引次: 取得することで上級(助講師)の資格が得られます所定の手続きを経て、弟子の許状申請(取次)を行うことができます(教授者となることができます)
さすが奥秘。
読んでも何も分かりません。笑
更にこんな記載もありました。
行之行台子の許状を取得された方は、一般社団法人 茶道裏千家淡交会に正会員として入会していただき、研究会や行事を通じて裏千家茶道を学ぶと共に同門社中との交流の輪を拡げてください。
行之行台子の取得とは、秘密結社(?)淡交会の正会員として入会できる資格を得たということになります。
これによって何が起こるのか全然わかっていませんが、これまでとは大きく異なるフェーズに突入したということは感じます。
四ヶ伝も小習もまだまだ全く出来ていませんので、このままレベルアップして良いのかという不安もありますが、そこは自分を信じてくれた先生を信じて、より一層修行に励むのみです。
年来茶道就執心出精
ねんらい ちゃどう しゅうしん しゅっせいにつき
今般奥秘中行之行臺子傳法令畢
こんぱん おくひのうち ぎょうのぎょうだいす でんぽう きょよう せしめおわる
依許状如件
よって きょじょう くだんのごとし
誠意以修道成可者也
せいいをもって しゅうどう なすべきものなり
やればやるほど、学べば学ぶほど面白さが増すお茶の世界。
和、そのものを実践するお茶の道。
素晴らしい文化に出会えて幸せです。
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