環境保全について。
家庭菜園と野生生物が好きな私としては、農業による自然への介入と生物多様性への影響は考えずにはいられません。
環境保護の分野では、有機農業などを支持する「Land Sharing:土地共有」という考え方と、現在の主流である農業の慣行農業を支持する「Land Sparing:土地節約」の2つの考え方があり、それぞれがどう環境保全に影響するか研究が進んでいるようです。
最近流行りのAIを使ってこの2つの論点をまとめてもらうと、以下のようになりました。
環境保全に関する2つのアプローチ
環境保全におけるLand sharingとLand sparingは、農業生産と生物多様性の保全をどのように両立させるかという異なるアプローチを示しています。
Land Sharing(土地共用)
Land sharingは、農業と自然環境を共存させることを目指すアプローチです。この方法では、農地に自然の要素(例えば、池や生け垣)を取り入れ、低強度の農業を行うことで、生物多様性を保護しながら食料生産を行います。これにより、一般的な種が繁栄しやすくなりますが、特定の生息地に依存する専門的な種には不利になることがあります。
Land Sparing(土地節約)
一方で、Land sparingは、生物多様性を保護するために農業生産と自然環境を分離することを重視します。このアプローチでは、高収量の農業を行うために特定の土地を集中的に利用し、他の土地を自然状態に保つことが奨励されます。これにより、特定の生息地に依存する専門的な種が繁栄しやすい環境を提供しますが、文化的および政治的な課題も伴います。
比較と影響
- 生物多様性の結果: Land sparingは、専門的な種や全体的な生物多様性に対してより良い結果をもたらすことが多いです。Land sharingは一般的な種を支援しますが、専門的な種には不利です。
- 農業の実践: Land sparingは高強度の農業技術を使用し、Land sharingは低強度の農業方法を強調します。
- 文化的および経済的考慮: Land sparingは土地所有権や長期的な保全へのコミットメントが必要であり、Land sharingは地域社会のニーズにより適合しますが、長期的な生物多様性の保全には効果が薄いことがあります。
まとめ
Land sharingとLand sparingはそれぞれ異なる利点と欠点を持ち、地域や状況に応じて適切な選択肢が異なります。持続可能な土地利用計画には、両者のバランスを取ることが重要です。
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うちの畑はどこを目指すか
私が実践しているリジェネラティブ農業はLand sharing(土地共有)になります。
この方法で保全される生物たちはいわゆる普通種たちであり、失われるのは単位面積あたりの生産性、ということになるでしょうか。
保全される生物たちは確かに沢山増えたと思います。

これからもどんな生き物が現れるのか観察してみようと思います。
生産性という観点でいえば自給自足が一つの目標なので、それに達することができるかどうかを一つの目標にしたいと思います。
環境保全といっても、やり方は一つではないのですね。
またひとつ勉強になりました。
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