今年はじめてカボチャの栽培にチャレンジしています。
きっかけとなったのは、ネイティブ・アメリカンに伝わる伝統的な農法「スリーシスターズ」と呼ばれる栽培技術を知ったこと。

知るや否や、どうしても試してみたくなったので、案ずるより産むが易し。
まずはやってみる事にしました。
苗の植え付け
畑はクリムゾンクローバーが茂っているところからスタート。

高刈のアタッチメントをつけた草刈機で刈り倒した後に、草を手で押しのけて、トウモロコシ(品種:ゴールドラッシュ)とカボチャ(品種:ブラックのジョー)の苗を植え付けました。
種まきは3/4なので、約1ヶ月育てた苗です。


クリムゾンクローバーには土の表面で朽ちてもらう事で、雑草防止の役割と、腐食による肥料の役割を期待しています。
植え付けから約1ヶ月

カボチャの成長が著しいのに対して、トウモロコシは背が伸びてきません。
背が低いままに穂が出てきましたので、肥料が十分でなかったようです。
肥料を与えてしまうと、そのせいで害虫が増えるという話もありましたので、まずはこのまま観察を続ける事にします。
また葉の中にヨトウムシらしき幼虫が穂や葉っぱを食い荒らしていたので、見つけ次第に捕殺。
農とは殺生です。
植え付けから約2ヶ月

刻々と変化していく様は見ていて飽きません。
地表面が露出しているところにイネ科雑草が茂りはじめました。
一方、カボチャはどんどん地表面を覆い尽くしてゆきます。

スリーシスターズ農法の説明には「カボチャが地表面を覆って雑草の抑制になる」とありましたが、確かにその要素はありそうです。
また驚いたのが、クリムゾンクローバーの雑草防除効果。
上の写真のカボチャのツルの周りは刈り払った後ですが、全く雑草が生えていません。
雑草を防ぎ、地力を高める。これは上手く使いこなせれば非常によい緑肥となりそうです。
カメムシ襲来
害虫対策に肥料を控えていたのに、大量のカメムシに襲われるトウモロコシたち。

全て防除するのは不可能なくらいたくさんいます。
なかなか思う通りにはいかないものです。
ここまでの学び
トウモロコシとカボチャの収穫にはもう少し時間がかかりそうです。
ここまでの学びをまとめてみます。
・クリムゾンクローバーは雑草防除に非常に有効。
・緑肥としてのクリムゾンクローバーは単体ではトウモロコシ栽培には肥料不足。
・トウモロコシは、やっぱり肥料がいるかも。
・カボチャは生育旺盛だが、広がる方向が異なるのでトウモロコシと一緒に植えても問題なし。
はたして今回の実験はどうなるでしょうか。
うまくいっても、いかなくても、この先がとても楽しみです。
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