農村地帯にある我が集落では、4月にもなると「草刈りだ」「米作りだ」と、にわかに忙しくなり始めます。
昨年は訳がわからないままにお手伝いした、水路の整備。
今年も参加して参りました。
U字溝の底に溜まった土砂をスコップで掬い上げ、高圧洗浄機でブロックの目地を洗い、セメントで穴を塞ぐ。
1日8時間の肉体労働に、翌々日まで筋肉痛でした。
これにどれだけ意味があるのか正直よくわかりませんでした。
ですが、今年から新たに目詰めの作業をする事になった水路を見て、納得。
確かに、メンテナンスを怠った水路は、ブロック間の目地が痛んで、穴だらけになっています。
チリも積もれば何とやらで、このような水路があちこちにあると、なるほど下流で十分な水量が得られなくなるというのは想像に難くありません。
しっかりとセメントで埋めました。
ちなみにこの作業を外注すると、1mあたり1万円近くお金がかかるそうです…!
農家が何でもDIYするのも納得ですね。
米作りには水のインフラが不可欠ですが、日本中に押し寄せる高齢化の波によって、水路の維持作業も困難に、いや、不可能になってくるでしょう。
悔やんでもしょうがないし、出来ない事は出来ない。
農地がどのようになってゆくのか。
そして私に何ができるのか。
人生100年。
課題は山積みです。
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