淡交2024年2月号、岡本浩一先生のコラムより。
天目茶碗は濃茶が練りやすい、との記載がありました。
これを見た率直な感想は…
「え?嘘でしょ…?」
最近のお稽古で「台天目」で濃茶を練る機会があったのですが、ダマが残りまくって大失敗…。

「…天目茶碗って難しいですね!」とか言っていた矢先だったので、「練りやすい」と断言されると全く信じられませんでした。
キツネにつままれたような思いです。
このままこの感覚を放っておくわけには行きません。
次のお稽古の機会に、貴人点の濃茶をお願いして再チャレンジ。

台の上にある茶碗は不安定で茶筌が振りにくく苦手意識のあるところだったのですが、ここでひとつ茶筌の穂先に意識を集中してみます。
…確かに、天目茶碗は緩やかな曲面のみで構成されており、同じく曲線のみ茶筌の穂が隅々まで行き届きます。
「…こういうことか!」
理論と実践が一つになりました。
しかし、練った濃茶には未だダマが。笑
理論が分かって実践したとして、出来るようになる訳ではありません。
反復して練習し、習熟あるのみ。
人生100年。
日進月歩、修行は続きます。
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