早朝、ランニングを再開する程度には時間の余裕ができてきたので、庭づくりや畑も再会しようと思います。
リジェネラティブ農業の実践を目指して様々な実験をすると言いながら、その実態たるや単なる放置。無管理で放ったらかしでした。
どう荒れ果てたか、恐る恐る様子を見に行くと、そこはメヒシバを主とする雑草たちの大草原と化していました。
この状態から何か農作業を始めることは非常に難しそうなので、刈り払い機で刈り払うか、トラクターで鋤きこむか、何かしら手を入れようと思います。
しかし、畑には過去に敷いたマルチが放置されたまま。現状ではそれらの作業もできない状態です。
何をするにしてもマルチを取り除く事がスタートラインとなりますので、覚悟を決めてマルチを剥がしました。
地表では草が、地下では根が絡みあい、自然の力で強力に固定されたマルチを剥がすのは大変な重労働。
これから先、マルチを使う場合は多少のコストが掛かろうとも生分解性プラスチックのマルチにしようと思いました。
汗でビショビショになりながら突貫工事で何とか取り除いたのですが、実際このマルチの畝からはほとんど何も収穫できなかったので、結果だけをみればマルチを張って剥がしただけ。
骨折り損のくたびれもうけ以外何者でもありません。
しかし、生物多様性の観点から行くと、劇的に改善していました。
草むらの中、マルチの裏、引き抜いた植物の根についた土。
どの場所を見ても、たくさんの生命が息づいていました。
雑草たちも、二酸化炭素と日光と雨水でたくさんの炭素を固定。やがて枯れて、菌類の働きによって腐食し、やがては豊かな土になってゆきます。
人の手が入らなかった事で、自然の力がこの畑にたくさんの生命をもたらしたのです。
人生100年。
再び、この畑に向き合おうと思います。
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