台風一過、夏の終わりの兆しを感じるある日。
庭のクロガネモチの木にアブラゼミがとまっていました。
アブラゼミといえば夏の虫取り少年からみてもザコ中のザコ、どこにでもいる退屈極まりない種。
ですが実は、世界的に見ると「羽が不透明なセミ」は激レア!
…という話を昆虫学者小松貴氏のラジオ講演で聴きました。
数千種いると言われるセミの仲間のうち羽が不透明なセミは僅か数種しかいないそうです。
これは即ち「いつか日本に行ってアブラゼミを捕まえたい…」と願っている虫マニアがこの世のどこかに一定数いるという事。
そう思うと、当たり前のようにみているアブラゼミを見る目が、少しだけ変わりました。
何かを知ると、世界の見方が変わりますね。
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