お茶から離れて1年。
再始動に向けて、師匠探しを再開しました。
以前使ったネット検索では何も見つからなかったので、別の手段で探します。
それは、「お茶の先生が出入りしている業者にあたる」という方法です。
出入り業者を洗う
お茶の先生といえども、一人だけの力で教室を開くことはできません。
お抹茶も買わないといけませんし、お菓子も要ります。
もちろん、お道具だって必要です。

となると、必然的にお茶の先生たちは3つの業者に出入りしていることが分かります。
即ち、お茶屋さん、お菓子屋さん、茶道具屋さんです。
お茶はお茶屋
「お茶屋さんなら沢山の先生たちを見ているはずなので、いい先生、悪い(?)先生の区別がつくだろう。」
「それに将来の顧客となりうる私に対して、悪い先生を紹介する事はないだろう」
…と下心を抱えて、近所のお茶屋さんに行きました。
話の早い店主は、すぐに心当たりがある先生を教えてくれて、その場で電話してお稽古の見学まで取り次いでくれました。
そして、その先生の元へお邪魔することになったのです。
正に、餅は餅屋、お茶はお茶屋。
緊張の対面、新しい先生
お茶の先生はご自宅の一部を茶室にして稽古場としている場合が多いようです。
この場合も電話で日時を予約。
約束した日時に手土産をさげて、先生のご自宅を訪問させて頂きました。
結論から言うと、先生はご高齢のために新しい弟子を取るのをやめておられるとのことでした。
しかし、ありがたい事に地域で有力な茶道具屋さんに取り次いでもらえることになりました。
お茶ネット
ここまでの流れを振り返ると、近所のお茶屋さんから素晴らしい先生を紹介頂き、その先生から信頼できる茶道具屋さんを取り次いでもらいました。
私のようなビギナーにとって、お茶の世界の情報はネット上に殆どないのが不満でしたが、今回の一件でよく分かりました。
お茶の世界には既に強力なネットワークが形成されているのです。
このネットワークの強さたるや、お茶に関するインターネットの情報は、不正確で頼りないと言い切れるくらいのものだと思います。
そのお道具屋さんもまた信頼できるステキなお店。
「xxという要望なら、yy先生がいいと思います」
「店の方から連絡をしておくので、先ずは見学に行ってみてはどうでしょう。」
「そこで違和感を感じたなら、こちらが調整して、また別に先生をご紹介します。」
という塩梅です。
インターネットとは真逆の、血の通ったネットワークがそこにはありました。
教訓
「ネット上に情報がないものは、存在しない」と言う事もあるほどのネット信者の私ですが、お茶の世界は例外だらけ。(笑)
「本当に大事なものは目には見えない」とは、児童文学の名作「星の王子さま」の有名な一節です。
人生100年。
本当に大事なものとの出会いを、大切にしたいと思います。
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