長崎に出張のついでに、ギャラリーへ訪問した記録。
1階はカレーとコーヒーのお店、地下にギャラリーがあるお店「欅(けやき)」を訪問。
オーナーご自身が世界中を巡って集めたの暮らしの手仕事のコレクションを拝見させていただきました。
布のコレクションが特に素晴らしく、感動しました。
オーナーが色々と教えてくれる中で、「これはインドの更紗(サラサ)」という布がありました。
更紗といえば、茶道の世界で「中国から輸入した茶碗などの茶道具に、インド等から輸入した更紗で仕覆(※茶道具専用の巾着のようなもの)を着せるのが、最上級」と何かで読んだことがあります。
コレクションの更紗と茶道具に使われる更紗と同じものなのかどうかを尋ねてみると面白いお話が聞けました。
それらの更紗は同じものですが、茶道具に使われているような古い更紗はインドのどこを探しても手に入らない超レアものらしいです。
インドでは「擦り切れるまで布を使い切る」文化があるそうで、どんなに素晴らしい布でもとにかく使い倒してしまうそう。
自分への土産として買った古布はそんな「使い切る」途中のもの。
いくつかの布を繋ぎ合わせ、刺し子で補強したものです。
暮らしの息遣いが聞こえてくるような雰囲気に惹かれました。
長崎の民藝協会の事務局にもなっているというこのお店。
次回は是非、コーヒーとカレーもいただきたいと思います。
コメント