液肥を投与すると高い有効性が得られる反面、思いのほか消費量が多く、あっという間になくなりそうです。
液肥はすぐには作れない
20倍の希釈倍率でも、4Lのジョウロで200cc使うので10回追肥するだけで2Lも消費してしまいます。
トウモロコシの栽培やデルフィニウムの成長で、追肥の重要性を実感した私。
油かす液肥は発酵を伴うため、投与するまでに1-2ヶ月の時間がかかります。
無くなってから慌てないように、どんどん生産することにしました。


油かす液肥の匂い対策
効果が良く、値段も安い油かす液肥。
ネックとなるのは次の点でしょうか。
- 油かすの粒が散布機の噴出口を詰まらせる
- くさい匂い
- 発酵に時間がかかる
発酵に時間がかかるのは特性上仕方がありませんが、においと粒は困ります。
どうしたものかと何気なく昔の本を見返してみたら、新しい発見がありました。
手作り液肥の困ったところはそのにおいだが、乳酸菌、光合成細菌または二価鉄を加えると軽減できる。
また、施肥に使うチューブの目詰まりが問題となるが、重ねたストッキングのように目の細かいもので濾せばよい。
液肥は、作り方、使い方ともに工夫次第でまだまだ広がりを見せる肥料である。
「図解でよくわかる土・肥料のきほん」日本土壌教会監修 p.114
乳酸菌や光合成細菌といえば、嫌気性発酵で用いるEM系の資材に。
以前、嫌気性コンポストについて調べた時に出てきた細菌たちです。
そしてニ価鉄といえば、植え替えの時や挿木の時に愛用しているメネデールの主成分です。
両方ともすぐに取り入れることができるので、早速試してみようと思います。
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