野鳥の会の会報、「野鳥」2021年5・6月後のレビュー。
今月の表紙はオオジシギ。
シギと狩猟
シギの仲間は警戒心が強く、いざ飛び立つとジグザグに複雑な機動で飛ぶので狩猟するのが極めて難しいと言われています。
シギは英語でsnipe.
その事から「シギを撃ち落とすような狩猟名人」のことを「sniper」と呼ぶ様になり、軍人の狙撃手の事もスナイパーと呼ばれる様になったそうです。
2021年時点で、日本において狩猟が認められているシギの仲間は2種類。
タシギとヤマシギです。
前号のムクドリも狩猟鳥獣。
いつか私も狩猟、または撮影してみたいと思います!
ヒナを拾わないで
この時期、野鳥の会では「野鳥の子育て応援キャンペーン」を行っています。
以下、ヒナを見つけた時のよくある質問を抜粋。
もしヒナを見つけたら
もしヒナを見つけたとしても、ヒナにとっても親にとっても手を出さないのが一番です。
Q ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A 巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒して近づけないので、その場を去る方がよいでしょう。
Q ネコやカラスに食べられないでしょうか?
A 心配でしたら、ヒナを近くの茂みの中に移しましょう。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができます。
Q 人がヒナを育てることはできますか?
A たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1か月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人間によって育てられたヒナが自然の中で生きていけるとは限りません。
ヒナを見つけたら手を差し伸べたくなるのは優しい心からだと思いますが、親鳥のため、ヒナのため、本当は手を出さないのが優しさになるのかもしれませんね。
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