初夏、5月。
花壇エリアと菜園エリアで分けられるポタジェでは植物の成長とともに沢山の手を入れ、初夏のガーデニングを満喫をしました。
花壇エリア
2月に植え付けた三尺バーベナ、スクスクと背を伸ばしてついに開花。
デルフィニウムのピンクは思いがけずも藤色に発色し、大満足。

三尺バーベナはチョウに人気です。


ポリネーターに大人気のオルラヤ。

ノーメンテナンスで咲き続けるカリブラコアとユーフォルビアの寄せ植えバスケット。

クレマチス、プリンスチャールズ。

ミックスフラワーガーデンのハナビシソウ。
畑エリア

畑スペースには支柱を立て、夏野菜の苗を植え付けました。

ジャガイモ畝のマリーゴールド。

無事にたくさん収穫できました。

モサモサに茂って畝を覆い尽くすヘアリーベッチ。

枯れたら見事な敷き藁状になりました。

ここにスイカやトウガラシを植え付けました。
土づくりの検証
この花壇エリア、実は土づくりで「肥沃なエリア」と「痩せたエリア」で分けて実験していました。
検証してみましょう。


肥沃エリアは土の表面が見えないくらいに植物で満ち溢れているのに対して、痩せたエリアは土の表面も見えるし、草丈もコンパクト。
こうしてみると「肥沃エリアの大勝利」と言いたくなるかもしれませんが、私は「必ずしもそうではない」と思っています。
肥沃 vs 痩せ地
実は、肥沃なエリアは草丈が伸びた結果、色々な不都合が生じていたのです。
風に煽られて花が折れたり、大きい草が小さい草に覆い被さって下の草を枯らしてしまったり、といった事が起こっていました。
雑草の勢いも凄く、雑草対策をしないと園芸植物が負けてしまいそうになり、このあたりのパワーバランスを維持するのも大変。
沢山手がかかりました。
それに対して痩せたエリアでは、草丈は短いために風に煽られても折れる事もなく、小さい下草に覆いかぶさるような事もありませんでした。
痩せたエリアでの雑草は、既に根付かせている園芸植物の影に生えてくるので園芸植物の方が強いことが多いです。
よって雑草が勝ちにくい環境が作りやすく、パワーバランスを維持するのが楽でした。
教訓
沢山の手をかけてゴージャスな花壇を作るなら土を肥沃にした花壇を。
省力で自然の力に任せた花壇を作るなら痩せた土での花壇を。
今回の実験で「何を目指すかで花壇の土づくりが変わってくる」のかな、と思いました。
園芸の楽しみに満ちた5月でした。
6月も引き続き本格的な園芸シーズン。
楽しい日々が続きます。
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