(投稿日: 2021/05/10)
2021年1月より会員になりました。
そして、専用の植木鉢を買い求めるため、会長のお宅へ赴く運びとなりました。
思いもよらず、肥後朝顔のエキスパートに会えることになりました。
栽培技術の教えを乞うまたとない機会です。
自分の苗箱を車に積み込み、見ていただくことに。

会長は葉先の枯れた苗をひと目見るなり、
「水切れだろう」
と、診断。
もう駄目かと思っていましたが、中にある本葉が生きているようなので大丈夫だろう、との事でした!
こうならない為にどうすべきかお尋ねしましたが、資料に書いてある通りに、双葉の段階では「砂地に播種後、水やりだけ」で育てるとのことです。
下の写真は会長の苗箱。
同じ日に、同じように種を蒔いたはずなのに、全然違います。

発芽率はなんと90%以上…!
私なんか50%未満です。
さすがは会長…
発芽前の処理など、技術があるのでしょうね。
その他に、気になっていることを色々と教えてもらいました。
培養土について
培養土は大豆大の礫5, 腐葉土2, 籾殻くん炭3の割合で配合調整したものをつかう。
肥後朝顔の作り方とおもな品種
Q.大豆大の礫、って何?
A.今はボラ土の小粒を使っている。
昔はこれとは違うもので栽培していたが、取り扱いがなくなってしまったために代用している。

植木鉢について
鉢は釉薬小鉢(外径11cm,高さ12cmの上開き丸型細胴の肥後水の平焼,小岱焼)を使用する。
肥後朝顔の作り方とおもな品種
Q.実際はどんなもので、どうすれば手に入る?
A. 小代焼ふもと窯に頼んでおり、涼花会の特注。会員にならないと手に入らない。
栽培するだけならば、サイズが4寸×4寸の素焼きの鉢などでも可能だが、「肥後朝顔」の正式なやり方ではない。


鉢底穴がかなり大きいと思いましたが、来年はこれよりも大きくして発注するとのこと。
砂利メインの土作りでこの巨大な穴。
「水捌けがかなり大事」なことが窺い知れます。
この植木鉢を今回は5つ分けてもらいました。

徐々に増やしていこうと思います。
ちなみに会長は300鉢くらい育てる、とのことでした…!
7月4日に熊本の水前寺庭園、古今伝授の間にて、展覧会があるそうで、それに向けて育てているそうです。
是非とも行ってみたいと思います。
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