(投稿日: 2021/02/12)
米ぬかの散布に続いて、花壇の土作りにとりかかります。
花壇は、ナチュラリスティックガーデンの要素である多年草を中心とした植栽で進めることにしたのですが、土作りに関してテキスト同士の喧嘩が発生。

土を「肥えた土」で育てるべきか「痩せた土で育てるべきか」ハッキリと意見が分かれているのです。
趣味の園芸=肥やす派
植えつけ、植え替えのたびごとに、堆肥や腐葉土を土にすき込んで、土づくりすることで、土が改善され、ふかふかで、ほどよい弾力がある理想的な土になります。
さらに元肥も毎回施しましょう。
趣味の園芸「宿根草でつくる自分好みの庭」p.66
これに対し。
おぎはら植物園=痩せ派
多くの宿根草には、栄養(肥料)たっぷりの土壌ではなく、少し痩せている土壌がベストです。肥料も不要です。
短期間で収穫を目指す野菜作りやたくさんの花が求められる一年草とは違い、宿根草に強い肥料を与えると、生育サイクルが早まり、徒長して軟弱になります。
結果、姿が乱れたり、倒伏したり、花がうまく咲かないことがあります。
多すぎる栄養は、手入れを増やします。
もし宿根草の生育が悪ければ、肥料が不足しているのではなく、その場所にあっていない場合がほとんどなので、適した場所に移動させましょう。
痩せ気味の土壌は宿根草の節間を短くがっしりとさせ、健全な株にします。
その結果、花上がりがよくなり、病気や季節の変化に対応でき、メンテナンスの手間が少なくなります。
四季の宿根草で庭づくり p.55
何だかそう言われると、おぎはら植物園の方が説得力がある気がします。
しかし長い間に渡って育てるにあたって、土の物理的な性質(水はけなど)は改善させておいた方が良い気もします。
そこで、実験。
4区画のうち2区画を趣味の園芸派(肥やす)、都残り2区画をおぎはら植物園派(痩せ地)に分けてみようと思います。
ホームセンターで土を購入。

ベランダガーデニングの時では考えられない量ですね。
肥料分は少なめに土壌改良を目指すにあたり、バーク堆肥、牛ふん堆肥、腐葉土を施す事にしました。

- バーク堆肥 40L
- 牛糞堆肥 40L
- 腐葉土 20L

区画の中に入れて混ぜます。
趣味の園芸テキストに記載があった化成肥料の元肥は、いずれの区画も行いません。
果たして区画によって植物の育ちが変わるでしょうか。
本によって主張が異なる以上、自らの花壇では何が正解なのか試してみる他ありません。
植え付け後の観察が楽しみです。
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