(投稿日:2021/02/09,作業日:2021/01/27 )

これによって、賃貸マンション時代に使っていた嫌気性コンポストは失業。

これには多少の未練があります。
なぜならば、嫌気性コンポストの魅力の1つには液肥が取れるということがあったからです。

嫌気性コンポストを失うことで、液肥も同時に失ったのでした。
困ったことに、オーガニックな液肥はほとんど市販品がありません。
そこで色々調べてみたところ、有機肥料である油かすを水に混ぜて発酵させることで液肥ができる、ということがわかりました。
盆栽愛好家は以前から、油かすの腐汁をよく使う。
栄養はあるがそのまま投入するとガス害の出る油かすを発酵させて肥料として使う。
図解でよくわかる土・肥料の基本 p.114
例によって早速、仕込み始めます。
油かすは粉末状。
沈澱してコンポストの排水コックがつまらないように少し工夫をしてみました。
油かすを水に直接投入するのでなく、紅茶のティーバックみたいにしようと思います。

農業用資材の不織布で作ります。

端をホチキスで止めて裏返せば、あっという間に出来上がり。

体積比で油かす:水=1:10の比率だそうです。

ザザッと油かすをいれて、水を入れ、完成。
二ヶ月ほど放置したら出来上がりだそうです。
この液肥作りで、恐ろしくも気になるのが液肥の匂い。
この油かす液肥について調べると、どんな資料を参照しても「大変くさい」と書いてあります(笑)。
やがて揮発して消えてゆくような、庭で散布が許される臭いならいいのですが、こればかりは実際にやってみないと分かりません。
手作りの液肥の困ったところはその臭いだが、乳酸菌や光合成細菌または二価鉄などを加えると軽減できる。
図解でよくわかる土・肥料の基本 p.114
消臭の工夫も必要かもしれませんね。

二ヶ月間、邪魔にならない場所でコンポストの隙間の方で発酵させます。
春の作付けには十分間に合いそうです。
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