(投稿日: 2021/01/02)
前回の続き。
家庭菜園をシャベルで1m掘り下げて畑の質を改善させる技術「天地返し」を行います。

福田先生の本によれば、畑の全面をやる必要はなく、畝の中心に1つシャベルの幅の溝を掘ればいい、とのことです。
田んぼの田の字、一ブロックが一辺180cm。
そこで、1ブロックに2本の溝を掘ってみようと思います。

いよいよ掘り始めようと思いますが、どの本を見ても「天地返しはかなりの重労働」と脅してきます。
さて実際は。

結論から言うと「控えめに言っても、かなりの重労働」でした笑
シャベルの幅、長さ180cm、深さ100cmの穴を掘るのにかかった時間は2時間。


この過酷さが写真で伝わらないのが悲しい。
掘り下げたら、表層の土を下層に、下層の土を表層に入れ替えます。
穴を掘って分かったこと。
- 表層20cmは楽勝。
- 20-40cm位まで植物の根が張っている。
- 40-80cm位は砂利と粘土。土は硬く締まっており、シャベルがなかなか刺さらない。数センチ単位でしか掘り下げられない。
- 80cm-位から殆ど砂利は混じっておらず、ほぼ粘土。シャベルが刺さりやすくなる。
大変な労働ですが、実際にシャベルで掘ることで家庭菜園の土の状態がよく分かりました。

埋め戻す際に祖父のコンポストの中身も混ぜ込みます。
祖父母の遺したものを有効活用!

マラソンの練習で走っているときのように、穴を掘っているときは一心不乱。
黙々と掘り続けるのは楽しさすらあるのですが、作業後にドッと疲れが出ます。
田んぼの田の字なので4ブロック、1ブロックあたり2本の天地返しをするので合計8本の溝を掘ることになります…
過去調べたところによればこの作業は5年に一回程度で良いとのことなので、まずはもう少し頑張ってみようと思います。

人生100年。
地面を掘りさげる大変さを、身をもって学んでいます。
いつか誰かと穴掘りに関する話をすることがあれば、きっとその人と仲良くなれると思います。笑
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