(投稿日: 2020/12/27)
お気に入りのカメラ、サイバーショットHX99。

その最大の特長は「ポケットサイズの超望遠レンズ」

このサイズで720mm!
ブログで時々紹介する野鳥はこのカメラを使って撮影しています。
警戒心の強い野鳥を撮影するためには望遠レンズが必須。
しかし、「デジタル一眼レフに600mm以上の望遠レンズ」となると総重量3kg超え、見た目もバズーカ砲のような重さと取り回しの悪さになってしまいます。

カメラ好きからすれば、それはそれでカッコいい姿でもあるのですが、デカくて重いカメラは「撮影するぞ!」と気合を入れないと家から持ち出すことがありません。
最高の機材を揃えていたとしても、それを持っていなければ、どんなチャンスが現れても撮れません。
「いつも持ち歩いているカメラが、最高のカメラ」なんです。
HX99はコンパクトカメラなのでセンサーは小さく、画質も良いとは言えません。
それでも720mm望遠レンズは本物です。

劇場の緞帳に迫ってみると、そのズーム力がよくわかります。

さらに暗いところでは画質が致命的に落ちる、など決定的な弱点もあります。

しかし、それを何とかしようとするとセンサーサイズを大きくしないといけないので、選択肢は一眼レフ+バズーカ一択となります。
この尖った特性を理解していれば、かけがえのない「ポケットズームカメラ」であることは疑いありません。
このカメラで野鳥が綺麗に撮れないのは、私の技術のせいです。
…それを忘れないようにしないと、再び高いバズーカに手を出してしまうかもしれません。
人生100年。
いつも持ち歩く、例えばスマホのようなものに1000mmのズーム。
いつの日か、私が生きているうちに搭載されることを願って。
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