(投稿日: 2020/11/06)
お茶を習い始めて、一年が経ちました。
昔から私は感受性が低く、物事の変化に気がつかない性質です。
そんな私でも、お茶のお稽古をしていくうちに季節の移ろいの解像度が上がってきたと感じています。
そう感じるようになったのは、お稽古場が季節を感じるように演出されているからだと思います。
茶室とは、一見すると本当に何もない空間です。
そしてお茶のお稽古に行きますと、先生が茶室に「季節のお道具」「季節の花」そして「季節のお菓子」を揃えておられます。
繰り返します。
何もない茶室に、
「季節のお道具」「季節の花」「季節のお菓子」
だけがあるのです。
どんなに鈍くても、気づかないわけがありません笑
季節のものに意識を傾ける経験を重ねることで、これまで見過ごしてきた変化に少しづつ気がつくようになってきたと思います。
この時期は、枯れゆくネコジャラシすら愛おしく感じます笑
人生100年。
季節の移ろいを捉えることができると、とても豊かな気持ちになれます。
長い人生をもっと豊かに過ごしてゆくために、移ろいゆく季節をうまくつかむことができるようになりたいと思います。
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