(投稿日:2020/10/22)
アボカドの苗木を麻紐で引っ張って曲げます。
アボカドの頂芽優勢
アボカドのような植物には「頂芽優勢」という性質があります。
読んで字の如く、植物の上のてっぺんに成長のエネルギーを集中させる性質です。
この性質の植物を放置すると、まっすぐ真上にどんどん伸びてゆき、いつまで経っても花がつきません。
「まずは成長し、それから子孫を残す」という生き物の生存戦略ですね。
頂芽優勢の植物に早く花を付けさせる為には、誘引という作業が必要となります。
先端を曲げることで、成長エネルギーの行き場を分散させるのです。
先端部の摘芯してできた股の部分に麻紐をかけ、引っ張ります。
引っ張りすぎて幹が折れないように注意しながら曲げてゆきます。
葉が数枚ある苗木が2つありましたので、2つとも誘引しておきます。
趣味の園芸テキストでは樹高が1mを超えたら誘引と記載されていますが、うちのはそんなにありません。
かなり早い段階での誘引ですが、小さく育てたいので早めにこの作業を行ってみました。
まもなく冬越しですから苗にとっては負荷が大きいかもしれませんが、とりあえずやってみます。
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