(投稿日: 2020/10/17)
食べた後のアボカドの種が次々と発芽してゆきます。

この子たちの将来を考えて、日本国内におけるアボカド栽培について調べてみました。
アボカド農家 in 愛媛
日本でアボカドを育てている農家がいる、と知って驚きました。
メキシコやカリフォルニアの植物とばかり思っていたし、実際に日本で流通しているアボカドはまず間違いなく輸入品です。
愛媛県松山市ではアボカドの産地づくりを進めており、(中略)…現在約150軒の農家がアボカドを作っています。
2008年よりアボカド栽培に取り組み始めた柑橘農家の中村一良さんを訪ね、11年目に突入したアボカド栽培について伺いました。
作れば売れる国産アボカド 柑橘栽培からの移行で過疎地の生産者を救う.マイナビ農業.2019.11.14より引用改変
この記事からアボカド栽培に関する部分を抜粋してゆきます。
- 2019年で栽培スタートから11年。
- 柑橘畑を区切った30aの土地に植え付け。
- ベーコン、ピンカートン、フエルテ、福徳利の4種類を合計100本
- 気温2度以下で枯れてしまう
- 標高60m以上の場所では育たなかった。
- 毎年10本ずつ苗木を植える
- 10本植えても7,8本が枯れる
- 冬越しが困難で、冬越ししても成長が遅い
- 植えてから5年目から収穫
- 放任すると15mを超えるため、脚立で収穫できる程度の高さに適宜剪定
- 11-12月に収穫するが、3月くらいまで収穫できるらしい。
- 樹上で完熟しないので、木に成ったままで残し、いつまで持つか実験中。
- 収穫後に追熟が進み、1週間ごとで食べ頃に。
- 熟度をはかるために枝つきのまま出荷。枝がぽろっと取れたら食べごろ。
- ピンカートンは寒さに弱い
- ベーコンは寒さに強い
アボカド栽培のメリット
- 寒さに弱いだけで、他の点では柑橘と比して省力。
- 水やりや追肥も柑橘より低頻度。
- 国産アボカドは生産者が少ないので根付がしやすい
- (画像より)苗ポットは深型。
- 寒さに弱く、小さなうちは風除けが必要。
- 根付いてしまえば世話が楽。
…なんだかすごく魅力的な商品作物のような気がしてきました。
アボカド栽培の事例をもっと調べてみようと思います。
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