(投稿日: 2020/10/09)
芸術の秋。
私の大好きな画家、ハンマースホイとコロナの記憶。
ハンマースホイはデンマークの人で、静謐な室内画で有名です。
はじめてその作品を見たのは、東京は上野の国立西洋美術館。

作品に出会った瞬間に目が離せなくなり、体の中が空っぽに、透明になったような気持ちになったのを覚えています。
そんな彼はメジャーどころの画家ではないので、あまり実物にお目にかかる機会がありません。
…ですが!
コロナ騒ぎの渦中に日本にやってきて、しかも偶然にも私の居住する山口県の美術館にやってきました。

そして奇跡は重なり、特別展開催に関わった全てのスタッフの皆様の努力のおかげでコロナに負けず特別展は開催されたのです!
会社を2日休んで、2回観に行きました。
少し前の話ですが、ドイツの政治家が「芸術は生存に必要不可欠」と、コロナ禍で損失を被ったアーティストに補償を行ったことがニュースとなっていました。
私は、これは比喩でも誇張でもなく、真実だと思います。

Wikipediaより
ハンマースホイの絵は、コロナで疲れた私の心の添え木となり、私の人生でより一層大切なものになったのでした。
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