菌で分類するコンポスト

環境

「コンポスト」について勉強した事について。

段ボールコンポストとかミミズコンポスト、バケツ型のコンポスト容器など色々と種類があって混乱するのですが、「コンポストは菌の種類で2つに分類できる」と考えるとすっきりと理解できます。

コンポストによる生ゴミの堆肥化は、微生物の働きが中心となるからです。

海外の堆肥業者のサイトでは好気性と嫌気性の特徴を次のように分けておりました。

compostnow.orgより

そこには

●堆肥化の効率が良い

●メタン排出がない

●病原体の拡散の心配がない

…と言う点で好気性細菌を信頼していると記載してありました。

しかし、広い場所が必要(最低1メートル四方)であったり、酸素を行き渡らせるために攪拌が必要であったりという手間があります。

それに対して嫌気性コンポストはバケツ一個のサイズから出来、かき混ぜ不要です。

※後日紹介予定のモンティ・ドン氏の著作では、好気性でもかき混ぜる必要はない(ただし一年以上放置)と記述してます。

黒土に埋めて分解させる「ベランダdeキエーロ」なんてコンポストもあります。

これも密閉しないので好気性コンポストに分類され、やはり大きいです。

上記の表の出典元でも、モンティ・ドンの著作でも最低1メートル四方が推奨されているので、これより小さくすることは困難なのでしょう。

そんな常識を覆すのがお洒落コンポストの筆頭、「LFCコンポスト」は好気性でありながらコンパクトなバッグ型です。

大きさの問題をクリアしているのは驚きです。

生ゴミを混ぜ込む基材(コンポストの元のようなもの)に工夫がされているようで、ベランダガーデニングで実践する好気性コンポストでは唯一と言ってよい選択肢になります。

…ここまで調べて、もうほとんどLFCコンポストを買おうとしていたのですが、好気性コンポストは外気に触れる為に匂いや虫が懸念されることを思い出しました。

ひとしきりレビューを探し回っていたら、虫が沸いたなどの報告がありました。これは好気性である以上、避けられないものと思います。

私自身は虫好きなので平気ですが、家族や隣人のことを考えるとハエやアブを沢山発生させてしまうのは本意ではありません。

しばらく密閉式・嫌気性のコンポストで堆肥作りを学んでみようと思います。

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