(投稿日:2020/08/08,最終更新日:2020/12/24)
ライチの植え替えに関する情報をまとめました。
我が家のライチは店頭価格9千円の最高級苗。
易々と枯らしたくはありません。
いつも以上に真剣に栽培方法を研究します。
研究すると早速、園芸あるあるにぶつかります。
情報元によって育て方が異なるのです。
この記事ではライチ栽培に関する
・出典のきちんとした、執筆者の名前が明らかなもの
・ライチ苗業者の情報
を集め、その植え替えの方法を最大公約数的にまとめました。
ライチ植え替えまとめ
- 植え替え時期…1-2年に一度。3-4月が適期。
- 鉢のサイズ…植え替えのたびに少しずつ大きくしてゆく。
- 土…中性から弱酸性。
- 根…弱いので根鉢は崩さない。
- 水やり…夏は沢山。冬は乾燥気味。
※まとめに用いた資料は一番下にあります
早速、植え替えてゆきます。
「ポットから抜く」と根鉢が崩れる恐れがあるので、ポットを切って苗を取り出します。
根があまり張っていなかったので、崩れないように慎重に持ち上げて、スリット鉢に移し替えます。
鉢は一回り大きいものを準備。
根が鉢の中にしっかり張るように、徐々に鉢のサイズを大きくしていきます。
この隙間に新しい土を充填していきます。
ベランダガーデニングでは少量の土を扱う場合が多いのですが、この時にチリトリを使うのがとても便利です。
【チリトリ土入れのメリット】
- チリトリの上で用土をブレンドできる
- 少量ずつ用土を作るのでロスが少ない
- 混ぜた土をピンポイントに注ぎ込める
土ができたら鉢と苗の隙間に土を1/3ほど入れ、
指で土をギュッと押し込んで固めます。
※趣味の園芸テキストによると、これが一番重要だそうです。
根と土を密着させることで根が張りやすくなるのでしょうか。
また土を1/3ほど入れ、指で固めます。
最後に残り1/3の土を入れて(もう固めません)水をあげたら作業終了!
水やりで土の量が下がった分は、そのままで良いそうです。
さて、植え替えは上手くいったでしょうか。
その後、生育を確認。
植え替えは成功しました!
そのほかのライチの記事はコチラ。
—以下、ライチの植え替えに関する参考資料—
NHKテキスト・趣味の園芸2019年6月号(ライチのページ監修:大森直樹氏)
- 植え付け適期は3月または9-10月
- 根が傷みやすいので、根鉢は崩さない。
- 苗よりも1-2回り大きな鉢に移し替える(ex.7号ポット苗→10号スリット鉢)。
- 土は一般的な培養土に赤玉土中粒を3割ほど混ぜる。
NHK・みんなの趣味の園芸「ライチ」の育て方のページ(執筆:小川恭弘)
- 1−2年に1回、植え替えする。根詰まりすると生育が衰える。
- 土は赤玉土小粒7割に腐葉土3割。
HORTIのライチの育て方のページ
- 3~4月頃、苗よりも一回り大きな植木鉢に苗を植えて大きく育てていきましょう。
- 1-2年に1回、植え替え。時期は4~6月。
- 土は水はけのよい弱酸性を好む。
- 鉢植えで育てるなら、1週間前から土作りをはじめておく。
- 赤玉土(小粒)7:3や赤玉土(小粒)6:ピートモス2:川砂2の割合で混ぜた土へ、化成肥料か有機肥料を混ぜて1週間ほど寝かせてください。
- 市販されている園芸用培養土を使っても構いませんが、鹿沼土を3割ほど混ぜて水はけを調整しておきましょう。
- ライチは、多湿を好みますが、土が常に湿っていると根腐れを起こしてしまいます。鉢植えなら土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしていきましょう。特に結実する頃にたっぷりと水を与えることで、甘くおいしい実が収穫できますよ。一方、休眠期でたくさんの水を必要としないので、乾燥気味に管理します。
- 植え替えのときは、苗植えのときと同じ土を用意してください。8~10号鉢を平均的なサイズの目安にして、大きくしたくないなら同じサイズ鉢を、生長させたいなら株より一回り大きな植木鉢を準備します。株を取り出したとき、根が傷つくと枯れてしまうので根に付いた土は崩さずに植え替えます。株を大きくしたくないなら、根っこを少し切ってから植え替えると同じサイズの鉢でも育て直せますよ。
国華園のライチの作り方のページ
- ライチは、弱酸性の用土を好みます。赤玉土:ピートモス:川砂を6:2:2で混ぜ合わせると良いでしょう。もしくは、市販の園芸用培養土と鹿沼土を7:3の割合で混ぜ合わせるのも良いです。
- 水やりは、ライチは水分をとても好むため、鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が出るぐらい与えてください。特に6~7月は1日に2~3回灌水するようにし、水切れを起こさないように気をつけましょう。秋~冬にかけては乾燥気味にし、花芽分化を促進させます。
果樹苗木の専門店 LA FRUTAの植え替えのページ
- 鉢植え苗は、果樹の成長に合わせて大きい鉢に植え替えを行います。
- 7号鉢(直径21cm)は翌年、8号鉢(24cm径)は2年後に、いずれも10号鉢(30cm径)に植え替えを行ってください。小さめのポット苗(15~18cm径)からの植え替えは、7号鉢(21cm径)が最適です。まず一度7号鉢に植えて、3年後に10号鉢(30cm径)に植え替えをする方がより良く育ちます。なお、50cm角のコンテナの場合、ほぼ永続的に果樹が継続収穫できることが実証されています。
コメント
[…] ライチ同様、植え替えはいきなり大きい鉢に植え替えず、徐々に大きくしていくのがセオリー。 […]
[…] ライチ […]
[…] ライチ同様、植え替えはいきなり大きい鉢に植え替えず、徐々に大きくしていくのがセオリー。 […]
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